〇副腎癌(症例226)

原因遺伝子
 ・CTNNB1:β-catenin

症状
 ・クッシング症候群

TNM分類
 T
  ・T2:5cm以上。浸潤無し。
 N
  ・N0:リンパ節転移(-)
  ・N1:リンパ節転移(+)
 M
  ・M0:遠隔転移(-)
  ・M1:遠隔転移(+)

Stage分類
 ・stage II:T2N0M0
 ・stage III:T2N1M0

検査値
 ・DHEA-S高値

画像所見
 ・MRI:T1は肝臓に比べて低信号、T2は肝臓に比べて等〜高信号

病理
 ・Weissのcriteria:核異型や浸潤から判断

5年生存率
 ・stage I:66%
 ・stage II:58%
 ・stage III:24%
 ・stage IV:0%
 ・周囲への浸潤無し:46%

治療
 ・ミトタン単独療法
  適応
   ・Ki67 10%以上
   ・核分裂像20/50HPF以上
   ・初発限局例:再発・転移例に有効であるエビデンスは無い
  用法
   ・血中濃度を参考にしても良い(外注検査)
   ・手術後3か月以内に開始
   ・5年投与
   ・3か月毎に造影CT
  副作用
   ・嘔気:プリンペランやゾフランを投与する。
   ・グルココルチコイド欠乏症
    治療
     ・コートリル投与
      ・30-40mg/dayから開始:P450誘導により、コートリルの代謝は促進される。
      ・ACTH、尿コルチゾールを指標にする:CBG増加により、血中コルチゾールは偽性高値となる。
   ・アルドステロン欠乏症:血圧、Na、K、レニンをモニターする。
   ・甲状腺機能低下症:fT4をモニターする。
 ・化学療法+ミトタン:再発・転移例に対して