〇インスリン

用法
 ・保管方法
  ・冷蔵庫で保管
  ・開封後は、室温で保管
 ・廃棄方法
  ・注射針、穿刺針は病院で廃棄
  ・シリンジ、チップは可燃ごみに廃棄可能
 ・注射方法:皮膚をつまむ必要はない。
 ・残量確認方法:シリンジ位置でおおよそは分かる。残量以上にダイヤルは回せない。
 ・注射部位
  ・腹部:インスリン硬結やインスリンボール(柔らかい)が形成され、吸収不良になる場合がある。
  ・腕、脚:運動により吸収が促進される場合がある。
 ・必要インスリン量
  ・朝に増大する事が多い。
  ・軽い風邪でもかなり増大する事がある。
 ・食後から食前へ血糖が上昇する場合
  原因
   ・糖吸収阻害剤
   ・食事速度が遅い
  方法
   ・超速効型から速効型へ変更
   ・食前打ちから食後打ちに変更
 ・カーボカウント:CIR (インスリン1Uで処理できる炭水化物量(g))、ISF (インスリン1Uで低下する血糖値)を決める。
  ・糖尿病食:炭水化物210g/1520kcal
 ・海外旅行時
  ・インスリン注射器:預かり荷物に入れると診断書は不要
  ・CSII:ボディースキャンの際、医師の診断書が必要
  ・Diabetic Data Bookを持参する

副作用
 ・重症低血糖
  原因
   ・高次機能障害(症例146)
   ・腎不全(症例273)
   ・β遮断薬

種類
 超速効型
  ・ヒューマログ(【後】インスリンリスプロ):超速効型の中で最も安価。
   特徴:アミノ酸置換により単量体が形成される
   デバイス
    ・ミリオペン:ディスポーザブル
    ・ミリオペンHD:0.5U刻みの調節が可能
    ・カート
   用法
    ・使用前は、冷蔵庫で保管
    ・使用後は、室温で1か月保管可能
  ・ノボラピッド(【般】インスリンアスパルト)
   特徴
    ・アミノ酸置換により単量体が形成される
    ・RCTの結果、妊娠しても児転帰に差が無い
   デバイス
    ・フレックスペン
    ・フレックスタッチ:フレックスペンより軽く、痛みも少ない
    ・イノレット:視力低下していても操作可能
    ・ペンフィル
  ・アピドラ(【般】インスリングルリジン)
   特徴
    ・アミノ酸置換により単量体が形成される
    ・作用時間がノボラピッド、ヒューマログより早い
    ・妊娠中の安全性を示したRCT無し。
  ・ルムジェブ(【般】インスリンリスプロ)
   特徴
    ・トレプロスチニルとクエン酸による吸収促進
   デバイス
    ・ミリオペン
  ・フィアスプ(【般】インスリンアスパルト):ノボラピッドより吸収が早い
   特徴
    ・ニコチン酸アミドによる吸収促進
   デバイス
    ・フレックスタッチ
 速効型
  ・ノボリンR
  ・ヒューマリンR
 持効型
  ・レベミル:作用時間短
   ・フレックスペン
   ・イノレット:視力低下していても操作可能
   ・ペンフィル
  ・ランタス(【後】インスリングラルギン):作用時間中
  ・ランタスXR
   薬物動態:作用時間長
   薬価:ランタスとほぼ同じ値段
   特徴
    ・液量がランタスの1/3:注射の負担が減る
   用法
    ・空打ちは3U
  ・トレシーバ(【般】デグルデク)
   特徴
    ・作用時間最長
    ・夜間低血糖になりにくい
   使用期限:開封後8週間
   剤形
    ・フレックスタッチ
    ・ペンフィル
   用法
    ・ランタスから切り替える場合は1割減
  ・アウィクリ
   用法
    ・空打ち:10U
    ・1日1回製剤からの切替え:初回投与のみ1.5倍
    ・曜日を変更する場合:投与間隔を4日以上にする
 超速効型+中間型
  ・ノボラピッド30ミックス:超速効型30%+中間型70%。フレックスタッチは無い。
  ・ノボラピッド50ミックス:フレックスタッチは無い
 速効型+中間型:速効型30%+中間型70%
  ・ヒューマリン3/7
  ・イノレット30R
  ・ノボリン30R
 超速効型+時効型
  ・ライゾデグフレックスタッチ:ノボラピッド30%+トレシーバ70%
   用法
    ・30ミックス2回投与からの切り替え:1-2割減量する
 持続皮下インスリン注入療法(CSII):超速効型インスリンを持続注入する。
  機器
   ・メディセーフウィズ:チューブフリー
  導入方法:持効型インスリンは導入前に中止し、中間型インスリンに変更しておく。
  用法
   ・normal bolus:短時間の注入
   ・square bolus:30分-8hrで注入
   ・dual bolus (normal bolus + square bolus 3-4hr):蛋白/脂質の多い食事の場合
   ・運動時:3日間程度、インスリン注入量を減らす
   ・周術期:手術時は取り外すので、手術時間が長い場合は、強化インスリン療法に切り替えておく。
 Sensor Augmented Pump (SAP)療法:CSIIとCGMを両方用いる。
  装置
   ・ミニメド620Gシステム
    方法
     ・インスリン注入セットは2-3日毎に交換
   ・ミニメド640Gシステム:インスリン自動停止機能(スマートガード)がある

在宅物品:インスリンの同時処方が原則
 インスリン注入針
  ・マイクロファインプラス
  ・マイクロファインプロ:マイクロファインプラスより高性能
  ・ペンニードル
  ・ナノパス34G
 インスリン注入器
  ・ヒューマペン:ヒューマログカート等に対応
   ・ヒューマペンサビオ
   ・ヒューマペンラグジュラHD:0.5U刻みで使用できる
  ・ノボペンエコー:0.5U刻みで使用できる。ノボラピッドペンフィル、レベミルペンフィル、トレシーバペンフィル等に対応