症例78

# 医原性副腎皮質機能低下症

<現病歴>
 53 歳。男性。35年前からアトピー性皮膚炎に対し、リンデロン0.5mg、セレスタミン1錠を服用していた。2年前より、リンデロン0.25mg、セレスタ ミン0.5錠に減量。2ヶ月ほど前より、左足がやや腫脹していた。1ヶ月半前、リンデロン、セレスタミンの内服を中止した所、4日後に倦怠感、全身の痛 みが生じ、左足の腫脹が増悪した。受診し、左足蜂窩織炎の診断で抗生物質内服したが改善認めず、自己中断。

<身体所見>
 37.0℃
 左足首より先の腫脹(+)、熱感(+)。右足は正常。

<検査所見>
 Na 141, K 4.3, 血糖値94, CRP 0.14

<経過>
 当日:コートリル20mg 朝処方。皮膚科受診し、蜂窩織炎は否定的との診断。
 2週間後:倦怠感、全身の痛み、左足の腫脹は改善したが、残存。コートリル20mg朝10mg夕に増量。