〇中枢性尿崩症(症例137)

原因
 ・家族性
 ・特発性
 ・続発性
  ・壊死性漏斗下垂体炎(文献)
  ・Hardy手術(症例108)
  ・下垂体茎異常:バゾプレシンは、視床下部から下垂体茎を通って下垂体後葉に輸送される。
  ・Erdheim-Chester病

症状
 ・仮面尿崩症(症例122):副腎皮質機能低下症合併時に症状がmaskされる

検査
 ・飲水量測定
 ・尿量測定
 ・5%高張食塩水/ADH負荷試験
 ・水制限試験:尿浸透圧が300mOsm/kgを超えない(症例108)

画像所見
 ・下垂体後葉のT1 high消失:老人やコントロール不良糖尿病でも消失する事がある

診断基準
 ・中枢性尿崩症:以下の全てを満たす
  ・尿量3000ml/day以上
  ・尿浸透圧300mOsm/kg以下
  ・高張食塩水負荷陽性
  ・ADH負荷試験陽性
 ・部分型中枢性尿崩症:以下をすべて満たす
  ・尿量3000ml/day or 40ml/kg/day以上
  ・尿浸透圧300mOsm/kg以下
  ・5%高張食塩水/ADH負荷試験陽性

医療補助
 ・指定難病医療費助成
  重症:口渇障害を伴うもの

治療
 ・脱水補正(症例153)
  ・飲水
  ・5%ブドウ糖液
  ・0.45%食塩水
 ・抗利尿ホルモン
  ・デスモプレシンスプレー2.5
   容量:125ug/本 (50噴霧分)
   動態:半減期153分
   用法
    ・2.5ug/噴霧
    ・ノズルを鼻に深く刺す。
    ・チューブ先端が液に浸かるようにする。
    ・初回、1週間以上使用していない場合は空うちをする。
    ・慣れるまでは見守りが望ましい。
  ・デスモプレシン点鼻液0.01%:2.5ug/0.025ml
  ・ミニリンメルトOD
   用法
    ・-240ug/回, -720ug/day
    ・舌下投与
    ・食前投与:食後投与でも良いが、効果時間が延長する
    ・半割処方は出来ない(自分で割ってもらう)
    ・デスモプレシンからの切り替えには入院が必要
   禁忌
    ・Ccr 50未満
  ・ピトレシン
   用法:2-10単位皮下注