〇GH産生腫瘍

指定難病

原因
 ・多発性内分泌腫瘍症1型
 ・カーニー複合
 ・McCune-Albright症候群
 ・家族性単独下垂体腺腫症

症状
 ・先端巨大症

検査
 ・OGTT:0.4ng/ml以下に抑制されない
 ・ブロモクリプチン負荷試験:カバサール使用の判断に用いる

画像所見
 ・手Xp:カリフラワー様変形
 ・下垂体MRI
 ・トルコ鞍空洞症候群(burned out acromegaly)

診断基準:以下の全てを満たす
 ・特徴的身体所見
 ・OGTTにおいてGHが1ng/ml以下に抑制されない
 ・IGF1高値(IGF1基準値)
 ・下垂体腺腫の存在

治療
 治癒基準
  ・OGTTでGH <0.4ng/ml
  ・IGF-1正常
  ・随時GH <0.4ng/ml:変動が大きいので注意(症例94)
 副作用
  ・GH欠乏症状:GHDを合併している場合は特に症状が強い(症例100)
   ・脱毛
   ・発汗減少
 方法
  ・Hardy手術:術後、IGF1が下がりきるまで3ヶ月程度かかる。
  ・薬剤(症例150)
   ・ソマトスタチンアナログ製剤
    価格:高価(特定疾患申請後が望ましい)
    薬剤
     ・第一世代
      ・ソマチュリン皮下注
      ・サンドスタチンLAR筋注(【般】オクトレオチド)
       作用:主にSSTR2に結合
       用法
        ・臀部に筋肉注射(症例299)
        ・10-40mg/1-2月
        ・40mgは、20mg製剤を2本投与。
        ・初回はサンドスタチン皮下注を1-2週間投与した後、20mg/月で使用する。
      ・サンドスタチン皮下注
       作用:主にSSTR2に結合
       用法
        ・2-3回/日
     ・第二世代
      ・シグニフォーLAR筋注
    効果
     ・GH産生腫瘍を縮小させる。
     ・pegvisomantの血中濃度を増加させる。
    副作用
     ・下痢
     ・腹痛
     ・徐脈
     ・胆石症:2-3年おきに腹部エコーが必要
     ・インスリン分泌抑制
   ・ソマバート皮下注射(【般】ペグビソマント):GH受容体拮抗薬
    用法
     ・10-30mg/day。1-2回/週からの開始も可能
     ・GHの測定系に交差する可能性がある
    効果
     ・GH産生腫瘍サイズには影響しない(増大もさせない)
    副作用
     ・肝障害
   ・ドパミン受容体作動薬
    ・パーロデル:1回/day
    ・カバサール