〇高血圧

種類
 ・夜間高血圧(riser)
  原因:心不全、腎不全、起立性低血圧、睡眠時無呼吸症候群。
 ・発作性高血圧

原因
 ・食塩摂取:食塩摂取量が元々多く、高血圧を有し、高齢であるほど影響が強い(文献)
 ・飲酒
 ・腎血管性高血圧
 ・睡眠時無呼吸症候群
 ・アルドステロン症
 ・薬剤性
  ・ネオーラル
  ・VEGF阻害剤(文献)

症状
 ・眼底変化:Scheie分類。H(高血圧性変化)S(細動脈硬化性変化)
 ・心不全(症例36)
 ・腎硬化症
 ・高血圧切迫症

検査
 ・血圧測定
  ・上腕式の方が手首式より正確
  ・収縮期血圧は、臥位>座位>立位
  ・拡張期血圧は、立位>座位>臥位

治療
 期間:降圧した期間分の心血管死抑制効果は、降圧を中止しても長期間残存する(文献)
 降圧目標
  ・併存疾患の無い75歳以上:診察室血圧140/90mmHg未満、家庭血圧135/85mmHg未満
  ・75歳未満、併存疾患のある75歳以上:診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満
  ・孤立性拡張期高血圧:収縮期血圧120mmHgまでは降圧する。
 食事療法
  ・減塩:6g/day以下にする。
 薬物療法
  用法
   ・夜間高血圧(dipper)に対しては夕に服用する。
   ・利尿薬は、eGFR 30以上はサイアザイド系利尿薬、eGFR 30未満はループ利尿薬を選択
  種類
   Ca拮抗薬
    副作用:歯肉肥大(文献)
    相互作用:グレープフルーツ
    薬剤
     ・ノルバスク、アムロジン(【後】アムロジピン):2.5-10mg×1回/day。浮腫の副作用。半減期35.1hr。Tmax 6hr。
     ・アテレック(【般】シルニジピン):5-20mg×1回/day。L型・N型Caチャネル阻害剤。心拍数低下、尿蛋白減少作用を持つ。アムロジンに比べて浮腫の副作用は少ない。
     ・アダラートカプセル:Tmax 1hr。
     ・アダラートCR(【般】ニフェジピン)
      薬物動態:Tmax 3hr
      用法
       ・10〜40mg×1-2回/day
       ・妊娠20週以降に使用可能
      副作用
       ・頭痛:5%未満
       ・動悸:5%未満
     ・カルブロック(【般】アゼルニジピン):8-16mg×1回/day
     ・カルスロット
     ・コニール(【般】ベニジピン):2-8mg×1回/day。半減期1.7hr
     ・ペルジピンLA:20-40mg×2回/day
   ACE阻害薬
   アンジオテンシンII受容体拮抗薬
   アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
    ・エンレスト
   サイアザイド系利尿薬
    ・フルイトラン
     用法:0.5-2mg
     副作用
      ・高血糖
      ・低K血症
      ・高尿酸血症
   サイアザイド類似利尿薬
    ・ナトリックス
     用法:2mg×1回/day
   ミネラロコルチコイド受容体拮抗薬
   ループ利尿薬:血中K低下作用がある
    ・ダイアート
     剤形:30mg (割線あり)、60mg
     効果:30mgがラシックス20mgに相当
     副作用
      ・低Na血症、低K血症
      ・高尿酸血症
      ・中止後のふらつき(症例39)
   α遮断薬
   β遮断薬
   αβ遮断薬
    ・アーチスト(【般】カルベジロール):HbA1cに影響を与えない(文献)
     用法
      ・高血圧に対して:10-20mg×1回/day
      ・慢性心不全に対して:2.5-10mg×2回/day
    ・アロチノロール塩酸塩「DSP」
    ・トランデート(【般】ラベタロール):妊娠中でも使用可能
   α2作動薬
    ・アルドメット(【般】メチルドパ):妊娠中でも使用可能
   配合薬
    ARB・Ca拮抗薬配合剤
    ARB・利尿薬配合剤
    ARB+Ca拮抗薬+利尿薬
     ・ミカトリオ:ミカルディス80mg+アムロジピン5mg+ヒドロクロロチアジド12.5mg
    ARB+スタチン
     ・カデュエット(【後】アマルエット)
      ・1番:アムロジピン2.5mg+リピトール5mg
      ・2番:アムロジピン2.5mg+リピトール10mg
      ・3番:アムロジピン5mg+リピトール5mg
      ・4番:アムロジピン5mg+リピトール10mg