〇Cushing症候群

種類
 ACTH高値
  ACTH依存性
   下垂体性
   異所性
  偽性
 ACTH低値
  ACTH非依存性
  医原性

症状
 ・月経不順、無月経
 ・皮膚菲薄化
 ・皮下溢血
 ・浮腫
 ・尿路結石
 ・下痢
 ・深部静脈血栓症
 ・白内障
 ・緑内障
 ・中心性漿液性網脈絡膜症
 ・低身長:小児の場合

検査所見
 ・血中コルチゾール高値
 ・1mgデキサメサゾン抑制試験(1mg DST)陽性
 ・白血球増加
 ・低カリウム血症
 ・低カルシウム血症:腸管Ca吸収低下、尿Ca排泄増加による
 ・低ALP血症
 ・甲状腺機能正常症候群

治療
 ・コルチゾール抑制
  合併症
   ・免疫再構築症候群
  方法
   ・腫瘍摘出
    適応
     ・ACTH非依存性サブクリニカルクッシング症候群:1mg DST 5ug/dl以上
    摘出後のステロイド補充
     方法
      ・周術期:ステロイドカバー
      ・初期:コートリル20-30mg(ステロイド離脱症候群を防ぐ)(症例107)
      ・慢性期
       方法
        ・コートリル:少なめにした方が回復が早い(症例107)
        ・採血前日夕のコートリルは服用し、当日朝のみ中止する(過剰補充に気付きやすい)(症 例107)
        ・コートリルの作用増強する薬剤(経口避妊薬等)に注意する(症例107)
     期間
      ・ACTH依存性は約半年:正常ACTH抑制→副腎抑制→正常下垂体回復→副腎回復、の経過
      ・ACTH非依存性は約1年:下垂体と副腎が回復するまで。回復しない場合もある(文献)。
   ・メトピロンカプセル
    薬価:220.1円
    作用
     ・11β水酸化酵素阻害(ステロイドマップ)
     ・11-デスオキシコルチコステロン(DOC)増加
    副作用
     ・男性型多毛症
     ・悪心・嘔吐
     ・高血圧:DOC増加による
     ・肝障害(症例142)
   ・イスツリサ
    用法
     ・開始用量:1mg x 2回/day
     ・維持用量:1-30mg x 2回/day
   ・デソパン(トリロスタン)
    作用機序:3βHSD阻害(ステロイドマップ)
    検査所見:DHEA-S増加
 ・ニューモシスチス肺炎予防
  適応
   ・CD4 200/ul以下の時
 ・骨粗鬆症治療:ステロイド骨粗鬆症に準ずる